「墓じまいって、自分でもできるの?」
結論から言うと、墓じまいは自分でできます。行政書士に依頼すると3〜10万円かかる手続きも、実はそれほど難しくありません。必要な書類はたった3種類。役場に出すだけです。
この記事では、墓じまいを自分で行う全手順を11ステップで解説します。
必要書類はたった3つだけ
墓じまい(改葬)に必要な書類は、意外とシンプルです。
| 書類名 | 入手先 | 費用 |
|---|---|---|
| 改葬許可申請書 | 今のお墓がある市区町村役場 | 無料〜300円 |
| 埋葬証明書 | 今のお寺・霊園 | 300〜1,500円 |
| 受入証明書 | 新しい供養先 | 無料〜1,500円 |
この3つを揃えて役場に提出すれば、「改葬許可証」が発行されます。これが墓じまいで最も大切な書類です。
自分でやる11ステップ
全体の流れを把握すれば、一つひとつはシンプルです。
| 順番 | やること | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 家族・親族に相談する | 2〜4週間 |
| 2 | お寺(墓地管理者)に連絡する | 1〜2週間 |
| 3 | 新しい供養先を見学・決定する | 2〜4週間 |
| 4 | 受入証明書をもらう | 即日〜1週間 |
| 5 | 改葬許可申請書を入手する | 即日(HPからDL可の場合も) |
| 6 | 埋葬証明書をもらう | 1〜2週間 |
| 7 | 書類を役場に提出 → 改葬許可証をもらう | 3日〜1週間 |
| 8 | 閉眼供養(魂抜き)を行う | 1日 |
| 9 | ご遺骨を取り出す | 1日 |
| 10 | 墓石を撤去する | 1〜2週間 |
| 11 | 新しい供養先に納骨する | 1日 |
トータルの目安は1〜3ヶ月。ゆっくり進めれば6ヶ月でも大丈夫です。
費用の内訳(自分 vs 業者)
自分でやる場合と業者に丸投げする場合で、費用はこれだけ違います。
| 項目 | 自分でやる場合 | 業者に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 書類手続き | 数百〜数千円 | 3〜10万円(行政書士) |
| 閉眼供養のお布施 | 3〜5万円 | 3〜5万円(同じ) |
| 離檀料 | 5〜20万円 | 5〜20万円(同じ) |
| 墓石撤去 | 10〜50万円 | 10〜50万円(同じ) |
| 新しい供養先 | 5〜150万円 | 5〜150万円(同じ) |
| 差額 | 自分でやれば3〜10万円の節約 | |
書類手続き以外の費用は変わりません。つまり、自分でやるだけで3〜10万円節約できるのです。
自分でやるメリット・デメリット
メリット
1
行政書士費用3〜10万円を節約できる
書類手続きは実はシンプル。3種類の書類を揃えて提出するだけです。
2
自分のペースで進められる
業者任せだとスケジュールが合わないことも。自分で進めれば、家族の都合に合わせられます。
3
全体を把握できるので安心
何にいくらかかっているか、すべて自分で管理できます。
デメリット
注意
手間と時間がかかる
書類の取り寄せや石材店の見積もり比較など、自分で動く必要があります。忙しい方にはハードルが高い場合も。
注意
トラブル時に自分で対処する必要がある
離檀料のトラブルや親族の反対など、専門家のサポートがない分、自分で解決する必要があります。
失敗しないためのコツ
1
お寺には「墓じまい」と言わない
「お墓の引っ越し」「改葬のご相談」と伝えましょう。「墓じまい」は「お墓を壊す」と受け取られがちです。
2
石材店は必ず3社以上の相見積もり
これだけで数万〜十数万円の差が出ることがあります。1社で即決は禁物です。
3
書類は必ず書面で確認する
口約束は後でトラブルの元。見積もり・契約内容はすべて書面でもらいましょう。
4
お墓の写真を撮っておく
撤去後は二度と撮れません。正面・墓誌・風景など、7カット撮っておきましょう。